EN

RE100の達成と循環型ビジネスへのチャレンジ

株式会社髙島屋

概要

当社グループはRE100への参加を行っており、再生可能エネルギー拡大に向けた技術等を積極的に導入・実装していくことで温室効果ガス排出削減を目指しています。
また、お客様がご不用になった商品を回収してリサイクルするなどの取り組みを通じて、廃棄物を減らす取り組みにもチャレンジしています。
加えて、消費者であるお客様と直接接する小売業ならではの特徴を活かしながらネット・ゼロエミッションの考え方や新たな技術を活用した商品の普及に貢献していきたいと考えています。

説明

当社グループは2050年までに事業活動で使用する電力を再生可能エネルギーに100%転換することを目標とし、RE100へ参加しました。2018年7月の設立時より、脱炭素社会の実現を目指す「気候変動イニシアティブ」に参加し、店舗やオフィスのLED化をはじめとした省エネルギーへの取り組みを進めてきました。今後は、店舗等の各拠点において再生可能エネルギーの普及・実装を進め、事業活動に伴う温室効果ガスの排出削減への取り組みを推進していきます。
新たに開発を行う当社グループの施設においては、太陽光発電や地中熱利用等の技術を積極的に導入することで、ZEB Orientedの認証取得を目指します。課題となるのは、再生可能エネルギーの安定供給の実現により調達コストを低減させることや、都心立地が多い当社グループの施設では活用できるスペースが限られていることです。

今後、他企業・周辺施設等と連携した再生可能エネルギーの共同調達や広大なスペースを必要としない生ゴミ等を活用したバイオマス発電設備の実装など、幅広い手法を研究していきます。これにより、当社既存施設における再生可能エネルギー設備の普及・実装を加速させることができます。
また、当社グループは持続可能な社会の実現に貢献する活動を進めており、大手アパレルメーカー等と組み、衣料品などの回収キャンペーンを実施してきました。しかしながら、商品回収に止まり、分解・再製品化には至っていません。

中長期的な取り組みの一つとして、循環型ビジネスの構築にチャレンジしていきます。この分野で優れた独自のケミカルリサイクル技術を保有する日本環境設計㈱に対し、技術開発を支援する資金を出資しました。当社が保有する取引先ネットワークと商品開発ノウハウを、日本環境設計㈱が保有するケミカルリサイクル技術と結び付け再製品化し、独自の商材を当社顧客に提供するというビジネスモデルを構築します。当社グループで取扱う幅広い商品を、回収・リサイクルし、資源を循環させ廃棄物を排出しない新たな価値を生み出すことで、ネット・ゼロエミッションに貢献していきたいと考えています。

類似事例

2050年ゼロエミッションを目指して

日本航空株式会社

> 詳細を見る

48Vハイブリッド車向けエンジン出力軸直結型ISGシステム

三菱電機株式会社

> 詳細を見る

CCS実現に向けた取り組み

日揮ホールディングス株式会社

> 詳細を見る

CO2回収に適した次世代火力発電(酸素吹IGCC)の実現

電源開発株式会社

> 詳細を見る

CO2排出ゼロ飲料・酒類製造に向けた再生可能エネルギー導入

サントリーホールディングス株式会社

> 詳細を見る